フリーターから就職して正社員になりたい。でもずっとフリーターをしていて今更就職なんてできる気がしない。履歴書に何を書けばよいのかわからないしアピールポイントなんてない。そんな方向けの記事です。
すみません長文です…ですが崖っぷちの状態から正社員として就職を目指すなら踏ん張りどころです!ぜひ最後まで目を通して下さい!
本記事の内容
- フリーターからプログラミングを学んでシステムエンジニアになる方法
- フリーターから正社員になる方法
- システムエンジニアの年収の上げ方
低学歴で社会人歴のない29歳フリーターだった私がどのようにして就職し、正社員になったのかをまとめました。
おすすめはIT業界
フリーターから正社員を目指す上でおすすめはIT業界です。むしろプログラマーになるなら今がチャンスとも言えます。その根拠を説明します。
IT業界は人材不足
ここ何年もIT業界は人材不足です。あちこちで正社員エンジニアの求人広告をよく見かけますよね?お金を出してでも人材を確保しようとしているのが証拠です。
人材不足の最たるものは敷居の高さからくるものではないかと思います。そして敷居の高さとはイメージです。
テレビや映画ではPCを駆使して活躍するプログラマーがピックアップされたりしますが才能のある天才です。絵画の世界でいうゴッホやピカソなんですよ。でも絵画の世界と違ってプログラマーの世界はゴッホやピカソにならなくても十分な生活ができるんです。
できるできないは後回しにして、まずは挑戦してみてはどうでしょうか?失うものなんて時間くらいです。
TI業界は正社員不足
企業は正社員を確保したい。でもなかなかできないんです。
上述したそもそもの人材不足で正社員候補が少ないこと。そしてフリーランスが急増したことです。
正社員として働くよりもフリーランスの方が稼げます。ただ最初からフリーランスになるのではなくまずは会社員になることを目標にすべきです。
理由はこちらの記事にまとめています。
いつだって今がチャンス
フリーランスブームで技術力や知識があまりにも拙い(なのになぜか自信だけある)エンジニアが多く、現場入りの面談時にコーディングテストを課す企業が増えてきています。
辛口ですが、2~3ヶ月プログラミングスクールに通いプログラミングができる気になって現場入りしてくるエンジニアをはじく流れが来ています。
こうしたコーディングテストは今後の主流となり、就職時にも課されるようになるでしょう。
その前に正社員として就職するならやはり今がチャンスです。
システムエンジニアになるなら日本人が一番有利
日本はシステムエンジニアに最もなりやすい先進国です。
海外だったら高卒や文系出身だったらまずエンジニアになれません。大学での専攻や、大学院に行く必要がある国もあります。そのくらい海外でのエンジニアはステータスの高い職業なんです。
一方日本はフリーターからでもなれます。そして日本でエンジニアになって実務をこなしていれば海外でもなれます。
将来海外で生活したいなって人にもおすすめですね。
履歴書・職歴の書き方がわからない
フリーターの方の一番の課題は履歴書ですよね。志望動機・アピールポイント・職歴と何も書くことがないという悩みが多いのではないでしょうか?
この課題はフリーターでも正社員の人が転職する場合でもみんな同じですね。心配する必要ありません。
履歴書のアピールポイントが書けない
今悩む問題ではありません。下で紹介する方法で就職するならそもそも履歴書が必要ありません。必要になった場合の対処法も記載します。
客観的に自分の強みを知る
履歴書は不要とはいえども、少しだけ触れておきますね。
別記事でまとめる予定ですが、自分の強みを知る方法はいくつかあります。
強みはどう活かすか、弱みはどのように弱みが出ないように対処しているかを書けば大丈夫です。
職歴に書くことがない
アルバイトをしているならそれを、していないなら何も書かなくて大丈夫です。職歴が無いことを恥じる必要はありません。これから増やしていくんです。
未経験フリーターがIT業界への就職実体験
未経験のフリーターでもIT業界で正社員になれます。低学歴で20代を無為に過ごしたフリーターの私にできたのですからあなたにもできます。
ここではまず自分でもできるんだと強く認識して前を向いて一歩踏み出して欲しいです。
年齢なんて関係ない
今が一番若いんです。
とても大切なのでもう一度いいますが今が一番若いんですよ。
思い立った時に行動しないと1秒毎に歳を取っていくんです。過去を振り返って「あと5歳若かったらな」なんて思ってしまうこともあるでしょう。
でもこの先は今より歳を取った自分で勝負していくしかないんです。年齢を気にするのはわかりますが、今から行動しましょう!
文系出身は有利
文系だからこそ有利です。なぜならプログラミングは言語だからです。かく言う私は経済学科経済学部卒です。プログラミングなんて29歳になって初めて触りました。
確かに数学的素養が求められることもあります。そういった素養は天才にまかせて我々は凡人のフィールドであるWebの開発に従事しましょう。
未経験からでも余裕で勝負できます。
プログラミングはできなくてよい
Webの開発においては複雑なアルゴリズムは必要としません。
メンサ会員のエンジニアと一緒にcodilityを解いたことがあります。IQ150を超えている彼しか解けない問題なんてありませんでした。もちろんその方は群を抜いて仕事ができますけどね。
大切なことはプログラミングだけで勝負する必要はないということです。
接客業をしてきた人はコミュニケーションや気遣いで勝負する。事務仕事をしてきた人は資料まとめで勝負する。体力系の仕事をしてきた人は誰よりも長時間勉強するなり仕事をするなりで勝負する。ゲームばっかりしてきた人はその集中力で勝負する。
今まで生きてきたことは決して無駄になってませんよ。
フリーターから正社員になった方法
フリーターから正社員になった方法の一歩目は職業訓練です。
30代目前にそんな遠回りを悠長にしていられるか!と思われるかもしれませんが一気にジャンプして同年代に追いつくことはできません。
5年かけて追いつくイメージでスタートしましょう。
フリーターにおすすめの就職方法
職業訓練といえばハローワークですが、それ以外にも民間企業でやっているものもあります。
私は民間の職業訓練を受けました。国から補助金を受けての事業だったようで月17万くらいもらいながら週5で勉強させていただきました。
正社員の就職も斡旋していただいたので履歴書は不要でした。職務経歴書なんて向こうは気にもしていませんでした。
私がフリーターである事はすでに知られているんですから。
私が体験した訳ではありませんが、就職できなければ返金の就職保証制度のあるTECH CAMPやTechAcademyはかなりおすすめです。
フリーターにとって何より大切なことは
就職してエンジニアとして実務をこなした経験を得ることです。
ブラックでの何でもいいからIT業界にまずは就職することがフリーターにとっての正義です。
就職できなくても返金してもらえるので勉強した技術力は残るので未経験歓迎の企業に応募できるようにもなりますしね。損はありません。
プログラミングは独学するな
プログラミング初心者の書籍での独学はしない方が良いです。書籍は案外誤植が多いんですよ。見本の誤植を見つけながら勉強なんて不毛です。書籍での勉強は心を折られます。
ネットでの独学もおすすめしません。わからない時に質問ができないからです。「難しい」「わからない」の壁にぶつかってしまうと自分には向いてないって思ってしまいますよね?
日中は学校で勉強して土日に自習するならネットはおすすめです。
おすすめ無料プログラミングサイト
progateは正直記憶にありません。ドットインストールは1レッスンが短いので朝活などにももってこいです。
お金をもらいながらプログラミングの勉強
ハローワークの職業訓練もお金をもらいながら勉強させてもらえます。
ただ問題は周りのモチベーションの低さです。お金がもらえるのでそういう人が集まってきます。Google社での実験でもありますが、環境が人間を作ります。周りがやる気が無いと自分もやる気がなくなってしまいます。
『やる気が上がる8つのスイッチ』に関しましては自分の価値観以外にも、他社の価値観や考えかたを知ることができるので特におすすめです。
正社員になったら会社を辞めろ
根性論で申し訳ないのですが。
ブラックでもいいから半年働け!
正社員として就職して実務経験を積んだら勝ちです!転職しましょう!
収入は後回しで良い
私が最初に就職した会社は月19万でしたwww
朝の9時に出社し終電で帰る生活を何ヶ月か過ごしました。残業代はでたので手取り月25万くらいだったかな?
今は残業なしで80万弱です。労働時間は減ってるのに収入は何倍にも跳ね上がってます。
退職後の転職活動は厳禁
実務経験さえ積めれば後は転職です。
最悪正社員としての経験はなかったとしても武器になります。「正社員登用してくれなかったから転職を考えた」と言えば納得してくれますから。
ただし会社を辞めてからの転職は厳禁です。積み重ねたものを崩さないようにしまそしょう。
フリーターに逆戻りしないように気張りましょう。ここが一番の踏ん張り所です。
年収を上げるには転職がてっとりばやい
年収を上げる方法は転職しかありません。同じ会社に何年もい続けるより1回転職すれば100万以上年収は増やせます。2年おきくらいで転職してガンガン年収を上げましょう。
リーダー職になる辺りから給与と仕事や会社からの縛りが厳しくなるのでフリーランスになるか、副業を許可しているゆるい会社に転職しましょう。
年収を上げたければフリーランスも視野にいれよう
フリーランスになれば年収1000万超えもさほど難しくありません。30代からフリーターを卒業して『家を買う』も夢じゃないです。
年収1000万超えは正義か?
フリーターから正社員を経てフリーランスになり、プログラミングで稼いでいけば年収1000万超えを実現するプランは見えてきます。
ここでの課題は働ける時間に上限があることです。週7日以上仕事をこなすことはできません。
そう考えると年収1000万って実は結構苦しいんですよ。税金や社会保障でがっつりもっていかれる割に補助はなくなってしまうので思ったより生活に余裕はありません。
フリーランスになったらゴールではなく、そこからまた新しい挑戦をしていくことになるでしょう。
結論
- プログラミングの勉強を職業訓練でお金をもらいながらする
- 就職先を斡旋してもらう
- 実務経験を積む
- 転職する
- 2年おきくらいに2~3を繰り返す
1のプログラミングの勉強期間は3ヶ月から半年で十分です。
ハローワークの職業訓練で勉強しながらお金を貯めて、就職保証制度のあるプログラミングスクールに通って就職をする。この際小さいくてもブラックでもとにかく就職して実務経験を積む。
転職を繰り返していると、最終的には理想の会社に就職するかフリーランスになるなどの選択肢がこちら側にくるようになる。
フリーランスになるようでしたら一社でも就職して何年か実務経験を積んで、サクッとなってしまうのもありですね。
一歩づつ理想の自分に近づいて行きましょう。
長文の読破おつかれさまでした。